彼はこう言った、 『第四の獣は地上の第四の国である。 これはすべての国と異なって、 全世界を併合し、 これを踏みつけ、かつ打ち砕く。
第四の国は鉄のように強いでしょう。鉄はよくすべての物をこわし砕くからです。鉄がこれらをことごとく打ち砕くように、その国はこわし砕くでしょう。
その後わたしが夜の幻のうちに見た第四の獣は、恐ろしい、ものすごい、非常に強いもので、大きな鉄の歯があり、食らい、かつ、かみ砕いて、その残りを足で踏みつけた。これは、その前に出たすべての獣と違って、十の角を持っていた。
そのころ、全世界の人口調査をせよとの勅令が、皇帝アウグストから出た。
ついに日の老いたる者がきて、いと高き者の聖徒のために審判をおこなった。そしてその時がきて、この聖徒たちは国を受けた。
十の角はこの国から起る十人の王である。 その後にまたひとりの王が起る。 彼は先の者と異なり、 かつ、その三人の王を倒す。